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教育内容

履修コース

総合システム工学コース- Integrated System Engineering Course -

日本技術者教育認定機構(JABEE)へ申請する教育プログラムを提供するコースで,技術士制度に連動することを目指して設けられました.総合システム工学コースの修了者は修習技術者と認定され,(社)日本技術士会への登録によって技術士補の資格を得ます.その後4年間の実務経験を経て技術士二次試験を受ける資格が与えられ,合格すると技術士の資格が与えられます.技術士とは,科学技術に関する高度な応用能力を文部科学省が認定する国家資格で,職場によっては,研究や設計などの技術指導を行うことができる資格に相当しています.

(技術士資格一次試験免除)

(技術士資格一次試験免除)

総合システム工学コースと技術士
電動アシスト型車いす
電動アシスト型車いす

近年の電気電子部門の技術士二次試験の傾向を見ると,たとえ電気工学を専門とする人であっても,電子工学・情報工学・通信工学など幅広い試験が課せられますので,得意な分野だけ高い能力を持っていても合格できないようになっています.電子工学,情報工学を専門とする人も同じです.電気・電子・情報通信とその関連分野の全ての分野に対応できる総合的な技術を修得することが求められます.このような設立の経緯から,総合システム工学コースの教育課程は,エネルギー分野からエレクトロニクスやコンピュータ教育まで広く包含しています.コースを修了した学生一人ひとりが社会の要求する技術水準を満たすことができるよう,全教員が一体となって教育に当たります.尚,総合システム工学コースで開講している科目を他コースの学生が受講することはできません.

社会生活になじみの深い電気鉄道を取り上げてみると,車両を駆動する技術は電力・エネルギーの問題であり,安全に走行するために信号等の通信技術,大容量の情報処理の技術が駆使されています.1,2分おきの短い間隔で多数の列車を安全に運行するのには,路線全体を管理するシステム技術が必要です.このように最近の電気機器のほとんどは多くの技術が統合されて高性能化され実現されているものです.総合システム工学コース独自の研究としてシステム制御技術がありますが,その対象は電気・電子・情報分野に限定されますので,多くの研究は電気工学コース,電子工学コース,情報工学コースと一体で実施されます.

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電気工学コース- Electrical Engineering Course -

電気工学コースでは,主に電気エネルギーの発生と輸送及びその応用に関する技術を学びます.具体的な科目は,「エネルギー工学」「送配電工学」「電気機器工学」「制御工学」「パワーエレクトロニクス」「電気材料工学」「高電圧・放電工学」等です.これと並行して,実験・演習を通じて幅広い産業分野でエンジニアとして活躍できる実力を身に付けます.また,卒業研究ではエネルギー関連の研究を行っている研究室で,教員によりマンツーマン指導を受けながら自らも研究に取り組み,エンジニアに必要な課題解決能力を身に付けます.学習内容は長い歴史と伝統の中で確立されたものが中心ですが,カリキュラムは最新の研究成果が取り入れられた斬新な内容です.

大気圧負イオン移動度測定用ドリフトチューブ
大気圧負イオン移動度測定用ドリフトチューブ

電気工学コースでは,確かな基礎学力を備え,社会人としての倫理観を有し,課題に対して柔軟かつ創造的に対応でき,国際感覚が豊かなエンジニアを育てるための教育が進められますので,真剣に学習に取り組めば,電気工学に関する確かな技術を身に付け社会に貢献できる専門技術者となることができます.また,所定の科目の単位を修得していれば,卒業後に必要な実務経験を積むことにより,電気主任技術者の資格を取得することも可能です.

研究分野は,産業の根底を支えている電気エネルギーの発生と輸送及び応用を中心としています.太陽電池を使ったエネルギー供給システム,超電導等によるエネルギー効率の良い蓄積・輸送方法,電力輸送に関連した絶縁破壊・絶縁物の耐久試験,電気機器の基礎理論・デジタル制御やシミュレーション,更に,制御工学の自律型ロボットへの応用に関する研究などが行われています.

卒業生の活動分野は広く,習得した専門知識を生かして電気事業や交通事業,電気電子機器の製造,車などの輸送機器や重機の製造,製鉄・食品,素材産業などの工場設備の建設・保守管理,工場やオフィスビル,住宅などの電源配線工事や照明設備の建設工事など多岐にわたっており,多くの先輩がこれらの分野で活躍しています.

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電子工学コース- Electronics Engineering Course -

電子工学コースは,通信,計測,制御,音響,電子デバイスなどエレクトロニクス分野において専門的な知識を保持し,社会に貢献できる能力を有する人材の育成を担っています.エレクトロニクスは電子の動きに根ざす体系なので,その実体は容易に直感できるものばかりではありません.しかし,我々の世界は突き詰めていくと,原子・分子で構成されていることに思い至れば,電子の重要性,ひいてはエレクトロニクスの重要性を実感できるはずです.

シリコンエピタキシャル層のバルクキャリアライフタイムの測定
シリコンエピタキシャル層のバルクキャリアライフタイムの測定

電子工学コースではエレクトロニクスの技術体系を体得するために,工夫されたカリキュラムを用意しています.基礎を固めるために複数の科目を基幹科目としています.その大半は単に講義だけではなく,演習の時間も用意して能力向上を可能にしています.電子工学実験では,トランジスタ素子,アナログ回路,ディジタル回路,光伝送などの測定評価に加え,電子回路の設計と自作の時間を設けています.基幹科目に積み上げて多数の専門科目を展開しており,広範にわたるエレクトロニクス分野をカバーするのに十分な内容です.

電子工学コースを担当する先生方の専門は,半導体デバイスとプロセス,有機高分子材料物性とデバイス,計測,音響振動,超音波,電子制御,移動通信に代表される無線通信,光通信などです.勉学期間の後半ではこれらの分野に分かれ,一層専門的な学問を勉強すると同時に卒業研究に取り組みます.通信に関しては,光の導波路,移動通信の電波伝搬,信号伝送のマルチメディア・ディジタル通信などの研究,計測に関しては,レーザ光による距離計測及び温度計測などの研究,音響に関しては,超音波反射,超音波による水中音響計測や地中埋設物の探査などの研究,電子デバイスに関しては,伝導性高分子材料を用いたセンサや光エレクトロニクス関連素子などの研究が行われています.これら一連のカリキュラムを習得することで,有能なエレクトロニクス技術者になることが可能です.

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情報工学コース- Computer Engineering Course -

情報工学コースでは,コンピュータに関連するハードウェア及びソフトウェア技術全般を学びます.具体的には,コンピュータによる画像や音声情報,ディジタル信号や波動情報の処理に関する新しい理論を考えたり,より安全で使いやすい新しいコンピュータシステムやネットワーク,新しいソフトウェアを考えたりする技術を扱う分野です.

MRI画像から構築した脳・頭蓋モデル
MRI画像から構築した脳・頭蓋モデル

これらの技術の応用分野は情報通信関連分野全般です.情報化社会の進展とともに,電気・通信機器に限らず,あらゆる装置・機器にコンピュータが内蔵されるようになり,あらゆる業種,組織でコンピュータ管理の高機能システムが普及していきますので,コンピュータの新しいハードとそれを有効利用する新しいソフトの開発技術は,高度情報化社会発展のための基盤となる技術といえます.

2次元・3次元のCGやアニメーション,それを応用した人物同定・手話自動翻訳システム,音声の自動認識や合成に関する音声音響情報処理,遺伝的アルゴリズムやプログラミングなどの知能情報処理,ディジタル信号処理における適応アルゴリズム,心臓の電気生理現象のシミュレーションと脳電図の逆問題,分散リアルタイム処理システムの基盤ソフトウェア,大規模ディジタル回路の自動設計・故障回避システムの構築,移動通信機器デバイスの開発設計やそのためのソフトウェア開発などの研究が行われています.

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